現場管理のペーパーレス化DXがもたらす驚きの効果

 

昨日は、浜松市の会社様で業務改善の推進役研修が行われました。
今はエンパワーメントの時代!
エンパワーメントとは、
「社員ひとり一人が本来もっている力を発揮して主体的に行動できるようにすること」
今まで以上に各部門やグループ会社ごとに自主的推進を進めていきます。
そのために、
・改善推進役(推進担当/改善委員)の役割、体制づくり
・活動の共有・活動の活性化~見える化ボード、発表会のしかた
などを研修しました。

そして本日は、協力会社様向けの業務改善発表会が開催されました。
こちらの会社様には、多くの協力会社様があり、
それらの会社様が現場の品質や効率、安全のキーになることから、
改善の考え方を広めたいと企画されたものです。

この発表会では、
様々な改善手法が取り上げられました。価値工学(VE)、
Just-In-Time(JIT)、5S、標準化、デジタルトランスフォーメーション(DX)など、
さまざまな改善手法を活用された改善事例が紹介されました。

また、
改善に付随した特許出願も複数あり、非常に素晴らしい場となりました。

その中で
現場管理のペーパーレス化DX改善事例を紹介します。
改善前は、
手書きで行っていた朝礼やポスターの張り替えには手間や雨天時の問題がありました。
さらに、
巡視記録や紙芝居工程表の作成も手間がかかる作業でした。
たとえば以下の作業がすべて手書きでした。
・KY用紙、工程/搬入指示表、職場巡視記録をそれぞれ別の帳票で作成
・工程/搬入指示表は7~10日分を手書きで作図、日々更新・修正
・昼礼用のホワイトボードへの書き込み、準備
打ち合わせ後のホワイトボードの内容から翌日の指示書、工事日報をエクセル入力

そこで、
デジタル化を導入しました。
具体的には、紙で入力していた情報をタブレットを使用してアプリに直接入力することで、効率的な作業を実現しました。

改善後
・各帳票が1度の入力で自動作成
・工程/搬入指示表が手書きから電子化、周知も容易
・どこでもだれでもタブレットやスマホから作成・修正
・モニターに映すことで昼礼の準備の手間削減
現場管理に1日90分かかっていた作業がわずか15分で完了するようになりました。

そして、
デジタルデータになることは、こちらの現場だけでなく他現場や本社も含めて情報の一元管理や、
リアルタイムな共有と集計分析が可能となり、品質や安全管理のレベルアップにもつながります。

私たちは、このDXも含めて業務改善の取り組みを通じて、グループ全体の力を高め、持続的な成長を達成していくことを目指しています。

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