小集団活動のリーダーに任命された

リーダーは大変?

ある会社さんで、小集団活動による業務改善をやったときのことです。

リーダーには
そろそろ、管理職になるトレーニングを積んで欲しいという社員を
選んで任命していただきました。

すると、そのうち1人のリーダーさんが
翌日から会社に来なくなってしまいました(>_<)

元々、うつ の傾向があったそうですが、
あまりに、わかりやすい拒否反応でした。

また、別の会社の話しです。

あるリーダーさんは、リーダーを引き受けてくれたものの、
どうも動きが良くない。

そこでよく話しを聴いてみたところ、
「自分は、こんなことをするためにこの会社に来たのではない」
「技術を磨くために、この会社にいるので、
こんなリーダーをやらされるのなら会社を辞めたいと思う」
なんて (・o・)

こんな極端な例でなくても、
ただでさえ忙しくて仕事がまわっていかないし、課題が山積みなのに、
わけのわからない、新しい活動が始まって
しかもリーダーをやらされるとなれば、
みんな、やりたくないと思う気持ちは当然かもしれません。

はじめてのことは、みんな尻込みするもの。

そんな自分でも良くわからない活動を
メンバーに説明して、動機付けするなんて。
とてもたいへん。

自分自身も
こんな小集団活動とか業務改善などが必要なのか?
疑問に思っているのに
どうやってメンバーに説明したら良いのか。

会社からもろくに説明もなくリーダーをやれなんて
まったく困ったものです!

急がばまわれ

そこで、私たちとしては、
まず、
なぜ? こんな小集団活動や業務改善が必要なのか。
そして
どうして、リーダーに任命したのかを
きちっと説明しなければならないですね。

時間が無いと説明不足になりがちですが、
そのまま走ってしまうと
後から、「しまった」ということになってしまう。

また、時間があって
じっくりと伝えたつもりで伝わっていないことは多いもの。

そして、やる気になっていただいても
リーダーをやると、とたんにいろんな困難にぶつかります。

・ミーティングで人が集まらない
・意見がでない
・意見がまとまらない
・改善ネタが見つからない
・課題が進まない

そんな悩みにこたえて
少しずつ小集団活動のリーダーのために
役立つスキルを紹介していきます。

実践していただけたら
どこにいっても通用する
引く手数多(あまた)なリーダーになれます。

メンバーの信頼を得るスキル「聴く」

今回は、てっとり早く
メンバーの信頼が得られるスキルをご紹介します。

それは
「聴く」
です。

人は話しを聴いてくれた人を
好きになる という本能があります。

「良く聴いてくれる」
というのは
「自分の存在を大切にしてくれている」
ということだから。

良い聴き方とは・・・

「聴く」のスキル

  • もっと聴かせてよという態度で、相手を遮らないように、最後まで聴く
  • 相手の目を見て、表情に合わせて、うなづいて、相槌をうつ
  • 相手の言葉を反復する
    ・キーワードを見つける
  • 話すことに詰まった時が質問のタイミング
  • 沈黙をこらえる

毎回、こんな聴き方ができたら

報告・連絡・相談の量が2倍に増えますよ。

一方でこれとまったく反対の聴き方。

・話しを途中で遮る
・否定する
・うなづかない
・相づちをうたない
・目を見ない
・無表情   など

の聴き方をしていたら
報告・連絡・相談の量が激減してもやむを得ないのでは?
と思います。

ところが、経営者や上級経営幹部ほど
上記のような聴き方になっていることが多いです。

どうしてそうなるのか?

活コンサルタントのQCサークル研修にご興味のある方はぜひご覧ください。

QCサークル研修

QCサークル活動を進めるためのリーダーに必要な基礎知識、
リーダーに求められるスキルを学びます。