今日は新横浜の研修センターで
「改善の社内インストラクターのための」現場の巻き込みかた研修を行いました。
私が20年前コンサル会社にいた時のこと。
社内でエース級の人材を集めててプロジェクトつくって、
半年とか一年かけてプランづくりをしても
運用でつまづくケースが少なからずありました。
運用でつまづく理由は、
・現場の意見が十分反映されていない
・現場の反発がある
・現場が自分ごとだと思っていない
運用すると色んな予期せぬトラブルが起こります。
その時に、現場が自分ごとと思っていないと
すべてプロジェクトにお任せになり
プロジェクトがたいへんなだけで、
現場にも合ったものにもならない。
プロジェクトメンバーの任務は、
テーマの遂行はもちろんですが、
並行して、
プロジェクトでやっていることを現場に随時説明し、
現場の意見の吸い上げが必要です。
それによって、
プラン自体も良くなりますし、
運用段階で現場の協力も得られます。
そして
現場の協力を求めるにしても、
言い方ひとつで要求通ったり、
通らないどころか、毛嫌いされてしまうこともあります。
改善のプロジェクトメンバーには、
コミュニケーションスキルは必須です。
今まで改善教育は、改善も知識手法やロジカルな側面に
重点がおかれており、確かに1人ひとりの改善の力は伸びましたが
一方において、
人の感情的な側面やコミュニケーションの教育が
後回しにしていたということで、
この研修が企画されたのです。
内容としては
・IEインストラクターのマインドセット
・現場/チームの信頼づくり
・ミーティングの進行スキル
・伝えるスキル/アサーション
・改善ステップにおける現場の巻き込み方
・現場/メンバーに協力してもらう方
ところで、
興味深い話しとして現場の方の中には、
改善をすると残業が減って給料が減ってしまう。
また、
改善で人が減らされる不安があり、
改善への協力がなされないことがあるとのこと。
そこで
「給料が減る」「人減らされる」恐れへの対処法」テーマで
アイディア出しをしてみました
出されたアイディアとして
・残業したい人と、したくない人に層別して要望をかなえる
・お金(給料)以外のメリットを伝える
・あらかじめ増やす仕事を考えて伝えておく
・後工程、前工程の仕事を取り込む
・工場の高負荷作業に応援に行く
・外注を内製化する
・生産性あげたら、給料増える
・教育をする
・製品改良(付加価値)を入れる
・客先に聴く
・順番に客先訪問する
いかがでしょうか。
以上をあらかじめ
現場に説明しておくことから
改善への協力も得られると思います。
業務改善については、
以下の「無料」メルマガが参考になります。