昨日と本日は、京都の会社で
「働きやすさと働きがいをつくる」5Sの取り組みかた研修会の講師を務めました。
この研修会は毎年開催されていますが、
今年は完全オンラインで昨日は本社、
本日は支社と工場の新年度推進委員の方々にご参加いただきました。
5Sは、整理・整頓・清掃・清潔・躾の5つの要素からなる基本的な考え方です。
これらを実践することで、職場の生産性や効率を向上させ、安全性や品質の向上などの利益をもたらすことができます。
物の5Sでは、不必要なものを取り除いたり、使う頻度に応じて配置を決めたりすることで、生産性や効率を向上させることができます。
電子データの5Sでは、ファイルの整理や命名規則の統一などを行うことで、データの検索や管理を効率化することができます。
また、
職場への想いも大切な要素です。
職場を清潔で整頓された環境に保つことで、従業員のモチベーションや安全性を高めることができます。
それぞれの項目において、
何をどう改善していくかを実際に考える時間を設けることで、
実践的な取り組みができるようになります。
オンラインでの研修会ということで、
チャット機能を活用し、参加者様の職場5Sカイゼンについての意見を共有しました。
たとえば
電子データの5Sについては?
・業務やソフトウェア類のマニュアルについてデータ保存して紙類は破棄する
・大量の画像(SNS用に個人で撮影したもの/社内報などで使わなかったもの)を整理。
最終画像のみを別ドライブで管理
・PR資料を個人所有から課単位の所有に変更する
・業務やソフトウェア類のマニュアルについてデータ保存して紙類は破棄する
・ファイル名の付け方〜簡素でわかりやすいミニマムなルールを作る
・名前の付け方に工夫をこらす。【 】や○○部よりなど。パッと見てなんとなく察しがつくようなネーミング。
・紙で回覧しているものを電子(PDF)に切り替える。SharePointトップページでの発信に切り替えられ、即時性が高まるとともに、在宅からの閲覧も可能になる
など
活動としてやってみたいことは?
・会議日など出社人数が多い日に「5Sタイム」を設けて一斉に5Sを実施するのも一体感が出来て良いかと思う
・全員が主体性を持つように、各自がリーダーを担当することが重要
・「他人任せにしないこと」と「習慣化=継続できるレベルのことから始める」が大事ではないか。たとえば、終礼の都度、「机を片付けて帰ろう」との声掛けをするなど
・「互いに成長する職場職場」を目指し、メンバーに常に「創意」をもたらす刺激を与えていきたい
・お互いを信頼し合うことで、チェックするという感覚から、誰に言われるからではなく、自然と「やるべきことはやる」という生活習慣が身についている大人の職場を作りたい。
・「自分ゴト」にしてもらえる担当割の方法を役立てていきたい
・現場からでもITや総務等へ直接質問や相談のやりとりしやすい雰囲気・環境ができれば改善のきっかけも増えるのではないか
どんな職場にしたい?
・5S+1S(ステキ)な職場づくり「6S活動」
・雑談の中から新たなアイデアが生まれるような職場にする
・次に使う人の事を考えて「ちょとしたひと手間を惜しまない」
・個人の小さい困りごとでも、提案や進言できる職場にしていきたい。
・状況に合わせて変化していくことが出来る職場
など
感想として
・Teamsで参加できるのは良かった
・テキスト、進め方、参加者のチャットなど、とても平易でわかりやくタメになりました
・チャット形式の参加は良かったと思います。YouTubeの生配信にコメントで参加してるみたいな感じで。思ったことをメモ書きのように書いていけるから、参加してる実感もわきますね。
・オンライン研修ならではのチャットで意見交換が挙手よりずっと気軽で良かった
など
期末のお忙しい時期でしたが、
皆様熱心にご参加いただきとても良かったです。
5Sについては
以下のメルマガをご参照ください。
●「人が育ち現場の力を高める」5S活動の進め方