新横浜駅

付加価値向上のカギとは? 業務改善の目的は時間短縮/コスト低減ではない!

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こんにちは!
今日は横浜市の会社で「付加価値向上」をテーマにしたカイゼンワークの「コツ説明会」がありました。

カイゼンワークとは、職場の意見からスタートするボトムアップのカイゼン活動です。

たとえば、
カイゼンで月に100時間の余力が生まれたとします。
同じ人数で同じ仕事をしているのに、その時間がどこに消えたのかと疑問に思うかもしれません。

本当の成果は、残業がどれだけ減ったかや定時で帰れているかです。
皆が定時で帰れるようになったら、
次は少ない人数で仕事ができるかどうかを考えます。

けれども、
これではリストラや人員削減につながります。
固定費が減り、生産性が上がったように見えても、カイゼンに協力する意欲がなくなり、継続しません。

真のカイゼンの目的は、同じ人数で新しいプロジェクトやサービスをどれだけ生み出せるかです。
カイゼンによって生まれた余力を活用し、顧客にとって魅力的な価値を創造しましょう。

ところが
付加価値を高める方法が思いつかないこともあります。そこで、9つの視点を事例とともに紹介しました。

1.仕事を丁寧にやること
2.製品やサービスを改良すること
3.教育やメンテナンスなどの付帯サービスを提供すること
4.お客様(または後工程)に情報提供とコミュニケーションを行うこと
5. お客様(または後工程)の困りごとや課題を解決すること
6.新しい製品やサービス、企画を導入すること
7.他社や他部署の仕事を取り込み、自部署で対応すること
8.現在の製品やサービスを他の顧客にも展開すること
9. グリーンサスティナブル(省エネ、省資源、4Rなど)を推進できること

これらの視点について具体的な事例を交えながら紹介しました。
また、参加者の仕事において付加価値を生み出すアイデアを一緒に見つけました。
グループワークやチャットも盛り上がり、
紹介されたカイゼン事例はとても良いものだったと思います。

たとえば、
以下の付加価値案がだされました。

・メール・チャットだけではなくて直接話す機会を増やす
・安全衛生の法改正情報や、健康増進に関する様々な情報を社員に提供する
・リスクアセスメントを自動で作成できるソフトウェアをつくる
・手間のかかるペーパ申請をワークフロー化を進める
・サービス提供画面に意見や困りごとを言えるようなフォームを設置する。
・各事業部、直轄の資産見える化し貸し出し機能追加で出がねを減らす
・法務部門〜下請け法順守チェックリストをフォームスの分岐機能使って自部門に関係ない項目をカットしもっと簡単にする
・ホームページをユーザー目線で改善する
など

素晴らしいですね!
是非、この場から実現しましょう。

 

付加価値向上の業務改善