今年の初研修は、緊急事態宣言の影響でオンラインTeamsで行いました。
伊勢市の会社様とつないで、
「ひとりひとりの成長と笑顔が増える職場にする」QCサークル研修(小集団活動)
今回から新たなスタートで、
テーマを持った問題解決ステップを使った改善に入ります。
その前に行うのが
「改善事例の横展開」です。
前回の発表会で数々の改善が紹介されましたが、
せっかく
改善していただいたことを
それぞれの職場だけのものにしておいてはもったいない。
他の職場にも展開できるものが
たくさんあります。
改善事例そのものでなくても
その改善の原則や考え方は使えます。
自分たちの仲間がやった事例がいちばん
伝わりやすく、マネしやすいものです。
いくつか紹介しますと・・・
・秤用ウェイトマスタ。以前の袋マスタは使用していない秤用ウェイトが多く順番もバラバラだった
⇒ 新しいマスタでは不要なものを削除し、重さ順に並び替えてスッキリ。
出来高の計量がスムーズに行えるようになった
・一斗缶が棚板の棒の間に引っかかる
⇒ 棚板を摩擦のないものの入れ替える
⇒ 棚板の棒の間に引っかかることがなくなり、スムーズに取り出せるようになった。
・運転中、停止中などの札がないラインがある。
⇒ すべてのラインに状態表示の札をつけた
・口頭で予定を伝える為、間違いがあったりうまく把握できない。
⇒ ボードを作成したしかし まだ、少し見にくい
⇒ 実際のラインの向きとボードと合わせることによりより見やすくなった。
指示が無くても、各自で判断し準備できるようになった
・清掃用具を“直置き”で保管しているため、吸引清掃がしづらい
⇒ フックを取り付け、用具の名称を表示。吸引清掃時、清掃用具をどける手間が
無くなり、ストレスなく作業が可能になった
・リフトバッテリーに蒸留水を入れる際、注ぎ口から 多少こぼれてしまうためにふき取り作業が発生している
⇒ ノズル付き容器へ変更する 無くなり、ストレスなく作業が可能になった
⇒ノズルを注入口に近づけてこぼさずに注げるため、ふき取り作業が無くなった
以上はほんの一部ですが、
これらから学んで
・マスター、台帳、一覧表などで古いもの不要なものが載っている、並びをわかりやすく見直せることは?
通い箱一覧 15年前から⇒更新
・棚から取り出しにくいこと、スッととれないことは?
・状態表示がないことは?
・指示がうまく伝わらないことがある
・ホワイトボードが見にくい。共有しにくい
・道具や備品の直置きがある。掃除しにくい
・薬品、溶剤、洗浄液などが作業台や床に漏れることは?
・拭き取る作業/動作があることは?
などから職場の改善ネタを出し合いました。
これらを各職場で改善することにより
全体のレベルがまた上がりますね。
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