今日は、自工程完結事例発表大会に参加しました。
自工程完結とは
「品質は工程で造りこむ」という理念に基づく「仕事の質を高める考え方」です。
トヨタ自動車の佐々木眞一氏(現在トヨタ技監/中部品質管理協会会長)が
この言葉を考案され、本も出されて世に広く活用されています。
発表大会では、
自工程完結に取り組む5社の事例発表と、パネルディスカッションがありました。
それぞれ実践からの発表はとても学び深いものでした。
以下に学びのいくつかを紹介します。
・全社オペレーションを自工程完結
・業務フロー 、要素作業と良品条件を定める
・標準化、RPMの前にまずカイゼンヒラメキシートで業務を見直す
・マニュアルに常に血を通わせることが大事
・結果や正しさよりも場の活性化重視
・間違いの指摘でなくて前に進む支援、アドバイス
・課題創造を日常化したい
・そういう人材を増やしていきたい
・管理職の節目管理。各節目で必ず関わるコミュニケーションツール
・改善だけでなく、革新(抜本的にやり方を見直す)を入れる
・革新アイディアワークシート「革新手法= 現状否定」
・全員主役経営
・この業務のお客様は誰?
・とりあえずフロー図つくってみようかが合言葉
・CSで、仕事が増えている+働き方改革の両立
⇒ チームでお客様とコミュニケーションとる必要性
・担当からの受け渡し
⇒ お客様とのコミュニケーションを1つの流れと考える
・手法に走って工数増えたメンバーが疲弊した
・特定の人の特別な活動で全員参加にならない
・身近な困りごとからスタート。手法も軽くする
・今までは足し算ばかりだったのが減らしていいんだ
・めざす姿は「日常化」
5社の共通ワードとして
・目的目標の明確化と実践
・ゆるやかにスタート
・ほめることが大事
・小集団活動で行う
が残りました。
WinWin育成協会の上野理事長に誘われて、
懇親会まで参加しました。
懇親会においては、なんと
自工程完結の言葉もつくられた佐々木会長(中部品質管理協会)
とも直接にお話しもできました。
佐々木会長のお話しを生で聴くと、ふつふつと日本企業のスタッフ業務(ホワイトカラー)に危機感を感じました。
私も、あらためて日本のスタッフ業務(ホワイトカラー)の生産性向上の必要性と
そのプロセスに確信が得られ、決意を新たにできました。