昨日、みずほ銀行で一部の現金自動受払機(ATM)が利用できなくなるシステム障害が発生したそうです。
みずほでは昨年から、システム障害が相次ぎ、金融庁から業務改善命令を受けていました。
その根本原因には
「言うべきことを言わない」
「言われたことだけしかやらない」
組織風土があるとの指摘でした。
みずほの改善として
「部署、世代の垣根を越えたワーキンググループ新設」
経営側と、社内の課題を議論する場をつくる。
私からすると
「ズレてるな」
と感じたのですが
やっぱり?
今年に入ってからも
システム障害を再発させました。
現場と経営トップとの乖離は、
日本の縦社会の縮図みたいです。
実はみんな
「言いたい」
「やりたい」
のです。
日本の会社では良くあることですが、
「場がない」だけ。
部署、世代の垣根を越えたコミュニケーションの場は
もちろんあった方が良いのですが
その前に日常業務のある
職場内(現場)からです。
職場をベースとした
少人数のチームをつくり(小集団活動と同じ意味)
・仕事で困っていること
・放っておけないこと
・カイゼンしたいこと
などを皆で出し合い、
簡単にできることから
どんどん実現化していきます。
少人数だから
意見が出やすくなるし、
行動もしやすくなる。
これが
「言える場」
「やれる場」
です。
これを
弊社(活コンサルタント)では、
小カイゼン型小集団活動と呼んでおり、
例外なく職場が活性化し
とても良い効果が見られます。
この場がうまく働くには
「否定しない」リーダーシップが大事ですが、
殆どのリーダーは、すぐにご理解いただき職場で実践していただけます。
以下がリーダーの声の一部です。
・気になっていた安全。みんなで一緒にやったのですんなりできた
・今まで1人でやろうとしていたが、チームでできることがわかった
・他部署の方からの評価も高く、成果を実感できた。
・業務で関わりのない人ともコミュニケーションがとれた
・各個人ではできないがチームで協力するとによって、大きな課題を達成できた。
・全員と分け隔てなく話をすることが改善の第一歩。
・誰かが言い出すまで待っていてはいけない。
・チームで活動することのメリットを認識することができた
・他メンバーの経験や考え方、感性、人柄に触れる貴重な機会となった
・いろんな部署の人の話も聞けた
・この活動したことによってチームのコミュニケーションが向上した。
・悩みごとや困っていることがあったら、すぐに改善するべきだと感じた
など
組織風土改革には
職場参加型の小集団活動!
変わることが正しい場を作りますと
短期間にどんどん変わっていきます。
新しい小集団活動のやり方は
以下をご覧ください。
●強い現場をつくる「進化した」QCサークル(小集団活動)のポイント