宇部市の会社様で、QCツールの理解と使い方を学ぶ1日研修をしました。
この研修は、
昨年に同社の事務局の方が、
弊社のオンラインセミナーにご参加くださったご縁で
交流を重ね今年度の教育予算が使えることで実現しました。
参加された皆様は各ステップに合わせて、
QCツールを使うことを考えるワークを通じて、
より実務的なスキルを身につけることができたと思います。
QC的問題解決ステップにおいても
佳境となるパートである要因解析と対策立案においては、
ポストイットを使ったワークも行いました。
ワークのテーマは
(良くある)リーダー1人で頑張ってしまうことへの対処法
「なぜチームメンバーを巻き込めないのか」
要因解析で、
絞り込まれた重要要因に対して
系統マトリクス図を使って
対策立案と行動項目まで具体化しました。
要因解析では、グチっぽい意見が多くなりがちなところがありますが、
QCステップは対策立案で一気にポジティブになれるという素晴らしい点があります。
たとえば以下のような行動項目が出されました。
「どうしたら円滑なコミュニケーションをつくれるか」
・話しやすい環境をつくる
・目的を共有する
・相手を理解する
・相手の立場に立って考える
・目を見て話す
・挨拶する
・自分から歩み寄る(話しかける)
・飲みニケーション
・身の内話しをする
・助言をもらう
「コミュニケーション不足を解消するにはどうしたら良いか?」
報連相を増やす
・職場懇談会を定期的に行う
仕事以外の会話をする
・飲みをする
・風呂に入る
・一緒に帰る
「リーダーの指示内容を理解してもらえるには?」
・活動の必要性を理解してもらう
・理解できない点を確認する
・理解するまで一緒に作業する
・フロー図や写真を使用する
・具体的な言葉で指示する
「通常業務をこなしながら活動するには」
・負担を減らす
→ 負担となる作業を洗い出す
・方法を見直す
→ 毎日少しずつの活動をする
素晴らしいですね!
研修ではその他にも、新しく実務的なQCツールである
プロセスマトリックス図や、
ガントチャート/アローダイヤグラムの要素を織り込んだツール。
更に、PDPC法やマトリックスデータ解析など、より高度なQCツールの使用についても学ぶことができました。
この研修は、企業における品質改善に欠かせないQCツールの使い方や、
チームビルディングの重要性について、
参加者様がワークを通じて深く理解することができるものでした。
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