5S活動 整頓の改善事例紹介(1)
整頓とは何か?
「置き場を決めて表示すること」です。
このページでは、整頓の事例紹介をします。
どんなに綺麗に並べてあっても
「表示」が無ければ整頓と言えません。
私もお世話になっているある工場の事務担当Hさんの机の中の写真です。
工場の出荷明細と顧客から来る支払い明細をチェックする仕事です。
机の中の書類には、
・未チェックの書類
・チェックが終わった書類
・チェックしたけど数字がおかしくて客先との調整が必要な書類
とが混在していました。
このような状態ですと
・チェックが済んだものか「迷う」
・客先との調整が必要な書類を「探す」
・客先との調整を「忘れる」
といったムダが生じます。
また書類が積んでありますと
下の書類を取り出す時に上の書類をどかす
というムダな動作が入ります。
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そこで、
どんな「置き場」「置き方」「表示」をしたら良いか考えていただき
Hさんがつくってくれた写真です。
「未チェック」
「チェック済み(客先別)」
「客先との調整要」
という置き場を決めて表示してくれました。
書類はたてて置くような「置き方」が整頓の基本です。
さらに、Hさんはマグネットプレートを使って
この仕事の進行状況も「見える化」してくれました。
すなわち
・支払い明細を毎月10日までに顧客から入手する
・毎月15日までに出荷明細とつきあわせてチェックする
というルールを「見える化」しています。
そして今、
入手に青いマグネットがついていることは
客先からの支払い明細は入手済みになっていること。
そして
チェックに黄色いマグネットがついているのは
チェック中を意味しています。
これにより、
仕事の進行状況が誰にも「見える化」
できてフォローし合えるのです。
※資料の向きについてですが、
通常、個人で使用する場合はデスクに座っている人に向けた向きにします。
けれども、今回は他の人も一緒に見る可能性があるため、誰でも取りやすいように手前に向けて配置しています。
この配慮により、使いやすさがさらに高まっています。
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