今回も、現場からの意見を出し合い、チームによるカイゼンにより、
個人では解決出来ない問題も解決できるとともに、仲間意識の向上にもつながっている素晴らしい事例をご紹介します。
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・日報が手書きのため①数字の間違い②読みずらい③書くのが手間
⇒ 品番・素材番号などをあらかじめ印字。 書く工数と入力低減で年間290万効果!
⇒ 将来はバーコード化小ラベルの出力等を目指す
・ベテラン作業員が、減ってしまった為、ガバリ(スポット溶接するのに使う位置決めの板)の置き場が分かりにくい
⇒ ガバリ置き場の所番地とマップつくった。作業に慣れてない人でも、容易にガバリを探し出せ、作業効率のUPにつながる
・新規治具が、大量に増えてきている為、治具置き場が足りない
⇒ 不要な冶具の整理と、古い冶具をガバリ化してスペースをつくる
・初品業務の進捗が見えないっ!!!
⇒ 納期管理表を作成。色を使い納期変更や現品の所在が
すぐ分かる。納期2日前になると赤文字に変化
⇒ さらにホワイトボードでも「見える化」。初品検査室に設置して、情報をタイムリーに反映
・工程巡回のしかたが不明確
「どこを」「どうやって」
「何を基準に」
「どのくらいの頻度」?
⇒ 工程巡回シートをつくった
・巡回時間が1回あたり15分短縮
⇒ ういた時間で品質フォローしマークング異常が2/5、カット異常が1/7に減った
・納品書を入れるビニルケースが古くて雨濡れする
⇒ 新調し、雨天時の乾かす60分が不要になった
・床が剥がれて、マメ台車が引っ掛かる。安全に運べない
⇒ 床を補修。安全に運べるようになった
・終った出荷指示リストを1ヶ月以上保管
⇒ 1週間分にして探す時間1/10
・ゴミを毎日台車に載せ換えていた。表示が日本語で外国人の作業者がわからない
⇒ ゴミ置場を移動式にして載せ替えながなくなった。分別表示にスペイン語を使いわかりやすい
・箱の入れ数が1箱30本入りでまだまだ隙間がある。出荷数とも合っていない
⇒ 出荷数に合わせて50本入りにすることで、箱数、輸送コスト減った。端数も減った
・軍手の指先カットタイプがなく製品が作りにくいがあった
⇒ 軍手の指先カットタイプを使用する
・作業台の横にあるサイドテーブルの副資材が取りにくく作業がしづらかった
⇒ 仕切りを作り副資材が取り出しやすくなり作業がしやすくなった
・スポンジ置き場に表示がなく、端数品と整数品がごちゃ混ぜになって置いてあり、探す時間が長くて大変だった
⇒ 種類ごとに色分けをし、端数品と整数品の置き場を分け、表示をする。探す時間が半分に減り、棚卸しも楽になった
・ホルダーからラベルを取り出さないと押印できない。バーコードも読めない
⇒ ラベルをホルダーに入れずにはさむ。ラベルを取り出さずに押印できるしバーコードも読める など
・日常では個別に作業する為、この様にチームで協力して活動するのは新鮮で仲間意識を高められて良かった。
・自分1人では解決出来ない問題も皆と共有する事により改善案が出て少しづつだが、前進する事が出来た。
・具体的に活動する事によって得られた達成感がモチベーションを高め通常業務にもいい影響を与えた。
・ミーティングで問題提起をすると、一人では思いもしない改善案やアイディアをくれる。
・新しい人の意見を聴くことにより視野が広がり、自分だけではストップをかけてしまうような改善案も進められる。
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いかがでしょうか。
チームによるカイゼン活動は、1人ではできないこともでき、成果も出ますし、
この活動プロセスからチームの協力や連携も向上しますね!