QCサークルにおけるテーマの選定のしかた
小集団活動(QCサークル)では
どんなテーマで活動するのでしょうか
まず大切なこと。
「職場の困りごと」からスタートすること。
品質向上、納期短縮、コスト低減といった会社目標からスタートするのはトップダウンの活動です。
もちろん、
トップダウンも必要ですが、
小集団活動はボトムアップですので、
「職場の困りごと」を出し合うことからはじめます。
以下は、
生産職場のメンバーに、困りごとを書いていただいたものを、
容易性と、効果性の2つの軸で仕分けしたものです。
・容易性とは、すぐにできる/すぐできない
・効果性とは、時間ができる、コスト節減につながる、小さく切って見た目が良くなる、ストレスが減る、など
評価は数値化した基準をつけるとかめんどくさくない事はやらずに、感覚的に仕分けてオーケーです。
(人の感覚(1人だけではなくて「職場全員の総意に」なると)殆ど正しいものになります。)
たとえば、
すぐできそうなカイゼン(小カイゼン)ネタとして
- 製品の明細票がめくれている苦情がある
- Tマット、フレコン準備がたいへん
- 明細票が見えない
そしてすぐにできそうでない(解決策が思いつかない)
カイゼンネタとして
- 製品トレーの破損が多い
など出されました。
QC的問題解決ステップのテーマにするに
ふさわしいものは?
効果が大きいけれどすぐにできそうにないもの
すなわち
「製品トレーの破損が多い」です。
そこで
「製品トレーの破損低減」
とテーマを決めて活動します。
まず
現状、どの製品でどれだけ破損が発生しているか調べて
ターゲットをしぼることからはじめます。(=現状把握)
そして
目標を決めて(=目標設定)
破損要因を洗い出し(=要因解析)
重要な要因にたいして対策/効果確認の
トライ&エラーをくりかえすと
あら不思議!
必ず!解決できてしまうのです。
これがQC的問題解決ステップの素晴らしさ!
ところで殆どの職場はテーマが決まると
テーマ以外のカイゼンは放っておかれてしまいます。
(これは昭和の時代から変わっていません)
なかには
「すぐできて」
「効果も大きい」
カイゼンネタもあるのにもったいない!
ということで
私がお世話になっている会社様では
両方のカイゼンを両立させて取り組んでいただいております。
たとえば
- 製品の明細票がめくれている苦情がある
については
フラットバーをつけることで解決させました。
ぜひ、QCテーマ改善と
「すぐできる」小カイゼン(5Sなど含む)を平行して取り組みましょう!
職場が「例外なく」活性化します。
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