改革よりも改善活動 (その1)
このページに来ていただきありがとうございます。
昔から、トヨタ自動車さんをはじめ
志のある多くの会社が
改善活動に取り組まれてきました。
日本が世界でも
有数の経済大国になれたのは、
改善活動に依るところも大きいと思います。
改善とは小さく変えること
現状をベースにより良いやり方に変えること
では、改善活動というと?
改善活動とは、
改善を、
組織的に、
そして継続的に行うことを意味します。
一方で、
改革とは大きく変えること
ゼロベースでまったく新しいやり方に変えること
です。
なんとなく「改革」
の方が大きな効果があるし、
良いのでは?
と思いませんか?
私が以前、在籍していた
コンサルティング法人でも
「ちまちま」変える「改善」でなく
「根こそぎ」変える「改革」が好きだという
大師匠もいました。
私自身。
「物の置き場を近くに置いたり」
「向きを変えて取りやすくしたり」
というような
小さな改善をするよりも、
新しい仕事のやり方を設計して
業務プロセス、コンピュータシステムから
レイアウト含めて
どーんと変える
「改革」の方が
カッコ良いかな
なんてことも思ったりしました。
しかしながら、
トヨタ系の上場企業。
たとえば、豊田合成さんとか、
東海理化電機さんなどの
現場に出向いて
改善活動を専門でされている方々の
話しを聴くと、
「小さな改善が大事」
「2秒の改善でも、4000個つくったら
1日2時間以上の大きな効果になる」
など、皆同じことを
口を揃えて
熱く話してくれるのです。
「うん」「うん」
と聴いておきながらも
当時は
その意味を
本当には理解して
いなかったと思います。
繰り返し作業や量が多い仕事だから
それが効果的なのでは?
などと
心底では
感じてもいたと思います。
大きな改革を考えるよりも
身近な小さな改善をくりかえす
改善活動をやった方が
良いのでしょうか?
そして、
「改革」と
「改善活動」との
関わりは何でしょうか?
また、詳しくご説明します。
知りたい方は以下にご登録ください。
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『業務改善で現場力を高める方法』
■編集後記
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ワールドカップの日本代表が
意外にも(失礼!)
デンマークに3対1で勝利して
決勝トーナメント進出しました。
私もテレビ観戦しておりました。
最初の15分くらいは
圧倒的にデンマークに攻め込まれて
失点するのは
時間の問題かと思われました。
あらためて
世界のレベルを感じたと思います。
ところが
不思議なことに?
前半途中から
ピタッと
デンマークの猛攻が止まって
形勢が逆転します。
それは、
ベンチで見ていた
控えの遠藤選手の発案から
岡田監督が、
フォーメーションの変更を指示したからだと
あとから知りました。
2ボランチでスタートしたシステムが
通用しないのを、
遠藤選手はすぐに見抜いて
岡田監督に、
3ボランチを提案したのです。
同じ選手の能力でも
戦い方で
こんなに変わるのかと
あらためて
驚くような結果でした。
終盤のデンマークのパワープレーに
対しても、
選手同士で判断して
布陣を変えてリードを死守したそうです。
岡田監督の采配というよりも
選手達の自主性と団結力が
なせる勝利のように思います。
会社や個人も
同じですかね。
本来持っている能力を
いかにしたら最大限引き出せるのか?
※私は、改善活動にあると確信しています。
大きな改革や戦略も小グループをベースにした
現場の改善活動から生まれること。
そんな会社にしたいですね。