リーダーの「主体的な考え方」の実践

活コンの、カイゼン活動を通じた「リーダー研修」では、
「カイゼンや問題解決のスキル」「コミュニケーション」「考え方」のバランス良い提供/実践をめざしています。

京セラ名誉会長・稲盛氏の提唱する公式に少し私の知恵を入れたのが以下です。
良い結果=考え方×能力(スキル)×意欲×行動
多くの会社では、この中で、能力(スキル)を伸ばす教育にばかり偏重しているのではないでしょうか?
掛け算ですので、どれかがゼロになると、結果はゼロになってしまいます。
とりわけ、この中で、「考え方」だけは負(マイナス)もあります。
負の考え方で、能力、意欲が高く、行動量が大きいと・・・・・想像しただけで恐ろしいです。
しかしながら多くの会社の管理職の中にはこういうタイプもいるのではないでしょうか?
従い、「考え方」の研修が大切なのです。
「考え方」の中で、もっとも大事なのが「主体的な」考え方です。

「主体的な」とは
何かが上手くいかなかった時、「自分以外の○○のせいだ」と考えてしまいがちです。
しかしながら、物事が上手くいかない理由を自分以外に原因を求めるのは楽ですが、
自分は何も進化することができませんし、状況は何も変わらないでしょう。
「状況を変えたければ、まず自分たちを変えなければいけない」
とは「7つの習慣」のスティーヴン・コヴィー博士の名言です。

このように、まず自分が変わることで周囲を変えていくアプローチを
「インサイド・アウト」のアプローチといいます。

以下はリーダーの素晴らしい「インサイド・アウト」アプローチの「考え方」です。

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★スタッフのミスで金具が足りなくなりラインが止まりそうになった。
⇒ 自分のフォローミスで金具が足りなくなった。

★K工程で作業終了時、十分に4Sされていなかった。
⇒ 作業者まかせで、丸投げになっていた。
作業者の意見を聴き、必要な道具を揃え、4Sの時間には現場に行くようにする。

★朝礼で展開したが、芯の部分がメンバーには伝わっておらず結果反映されなかったこと
⇒ 自分の展開方法が不足していた。言葉だけでなく写真や資料を使用していく。

★業務の内容を伝えたが、伝えた内容と違うことを行っており指示を新たにする必要が発生したことがあった。
⇒ 自分で理解している内容をそのまま伝えていたと思います。相手にわかり易く伝えることを怠っていた。
相手が理解しているか良く相手の表情を確認して伝えたいと思います。


★自分で掃除をこまめにするように心がけ実践した。
⇒ 私がやりますと言ってくれる人がたくさんいた。

★ラジオ体操の列が乱れている。
⇒ 朝礼でラジオ体操の列が乱れていることは伝えていたが、「どの様に」というところまで作業者に落とし込んで指示が出来ていなかった。ラジオ体操の列名簿を作り、作業者に展開する。

★チーム員の間違いで三年ぶりに流出不良をだしてしまった。
⇒ 作業者を信用しすぎていた。自分が十分確認して行うような注意を促さなかった。自分が発生原因の確認をしなかった。

★無理な型検納期計画を余儀なく立てられること
⇒ 最初から無理ではなく、どうすれば計画通りにできるかを考える。
否定ではなく、まず考えることにより業務の段取りが早くなった。

★金型製作業務において、工程表に対して遅延が発生しているケースがあり、その遅延に対するメンバーの意識や対応が悪い。
⇒ 日々の進捗状況や、現場での情報をメンバー全員で共有できる場(進捗会議など)を、毎日短時間で開催する。

★M工程で作業者の突発的な休みが多い事
⇒ 休んだ時の対応を他の作業者でも対応出来るようにすれば突発的に休まれても問題ない。
他作業者への多能工化を図り、スキルアップして突発的な休みに対応できるようにする

★作業ミスにより金型にキズをつけた
⇒ 作業者に十分注意を行うようにとの、指導が足りなかった。
定期的に指導・注意を促し、注意力を維持できるようにする

★金型のタッチ面が欠けてしまったため、修理に出したが、1週間後に戻ってきた金型を開けたら錆びていました。
⇒ あらかじめ型屋さんに保管状況に注意を促していれば今回のような事はおきていないと思います。
金型を引き渡す側も今後油を塗るなどして同じ不具合がおきないようにします。

いかがでしょうか? こんな考え方を皆ができるようになったら素晴らしいですね!!

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業務改善を通じた「人と組織育成」の専門家である
活コンサルタント 松田の実践型社員教育をご紹介します。
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座学と実践とをバランス良く組み合わせて
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