4月から改善やマネジメントを「継続」「活性化」「進化」させたい!と思う志高い会社が集まる場として、
「名古屋カイゼン/マネジメント実践会」をスタートしております。
第2回会社訪問勉強会はK社様の改善発表会に参加しました。
はじめに「レポート発表」がありました。
「レポート発表」とは、社員が外部講習会で学んできたことを、講師として内容を皆に伝えるものです。
人はインプットしただけでは記憶に残りません。
人に伝えたり、職場で実践するなどアウトプットすることにより、はじめて自分のものになります。
「レポート発表」は学んだことをアウトプットするとともに、皆が学びを共有できる素晴らしいしくみです。
ビジネスマナー(Sさん)
・なぜマナーが大事なのか?
⇒ せっかく良い機械をつくっても、機械を見に来られた来客者に対する
社員のマナーが悪いと購入に至らない場合がある。
・初対面の人を判断するのに必要な時間は?
⇒ 0.5秒。人は一瞬にして判断してしまう。
・人は一人では生きていけない、コミュニケーションが必要。
報告連絡相談(Mさん)
・チームと集団との違いは? 3つあるどうか?
⇒1.共通の目的・目標がある
目的とは「〜のために」、目標とは「数字」
2.貢献意欲がある「 自分がやってやるぞ」
3.コミュニケーション(報告連絡相談)がある
・できる人の報告、連絡、相談のポイントは?
報告 ⇒ (1)報告する前に要点を整理する (2)結果が先、経過が後。など
連絡 ⇒ (1)正確に確実に伝える (2)重要なことは直接本人に伝える など
相談 ⇒ (1)悪い報告は速やかに (2)まず1度自分で考える など
リーダーシップ(Kさん)
・リーダーシップの2つの特性とは?
⇒ ポジションパワー、パーソナルパワー
・3つの「ありがとう」とは?
⇒ やってもらって「ありがとう」。「今の当たり前の現実」に「ありがとう」
困難に直面して「ありがとう」
3人のレポート発表では、学んだことを自らの身近な例を出されて、わかりやすく伝わってきました。
社会経済的・人類学的な意味でも、人間は1人では物理的に生きていけないのだ。
そこで「ビジネスマナー」「報告連絡相談」「リーダーシップ」が大切だと再認識しました。
~改善発表~
5チームが発表されました。
パートさんから「困りごと」を引き出して、しっかり対応されているのがわかりました。
改善発表会は時に音楽や映像を活用、本音がだされ、質疑応答も活発でたいへん面白いものでした。
1.本社工場
・ダンドリの動き方のルールが決まっていない ⇒ 30分に1周するルールを決めた
・蛍光灯は目がつかれる ⇒ LEDに変えた など
2.Tグループ
・スタンプを手で取りにくい ⇒ スタンプ台を下げた
・エアーが持ちにくい ⇒ ガンの向きを変えた
・ボードで「見える化」することで、
顧客からの意見をもらえて新しい発想が生まれた。など
3.総務
・ホワイトボードを使って配車予定表と貸出し状態の「見える化」した
・引出の中を箱でグループ分け ⇒ 取出しやすくなった
4.生産準備
・電機部材の置き場が分散していて歩行が多い ⇒ 置き場を統合した
・口頭での作業依頼 ⇒ 依頼書つくった ⇒ 書くのがめんどうで定着しない
⇒ 依頼内容のホワイトボードに「見える化」した など
5.第2工場
・照合板の位置が見にくい ⇒ 見やすい入り口に変えた
・素材の 抜けかんばん入れの破損 ⇒ ファブリックで補修 など
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~工場見学~
トヨタ生産方式を採用されて以下の工夫が見られました。
・かんばんによる生産指示と在庫調整
・2Sの徹底
・作業者がダンドラーを呼び出す「あんどん」
・先入れ先出しできるシュート
今後は
・物理的なカイゼンや保守から、業務の改善に
・がんばりの動きから、ムダのない働きへ
パートさんからも意見を出してもらい各部署の意見も沢山吸い上げ益々活性化していくことでしょう!