5S活動の目的(その1)



 


■ 5S活動の目的(その1)

5S活動の大切さは会社のトップなど
経営幹部に近くなるほど
良くわかっているものの
「なぜ?必要なのか」
の説明を省いて
トップダウン的に行うため
やらされ意識になり
社員のやる気が続かないケースも多いです。

ほとんどの人は
「なぜ?」
を知らないとやる気がでません。

たとえば、
単純に
「見た目が良くない」
「みっともない」
だけでは納得してくれない人が多いです。

そこで、
「『なぜ?』5Sが必要なのか」
いわゆる「5Sの目的」
をあらためて紹介します。
全部で8つあります。

このページでは、4つご紹介します。


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まず、1つめです。
「仕事をやりやすくする」
ことです。

「やりにくい仕事をやりやすくする」
ことに関しては社員の
誰もが異論無いと思います。

そこで、5S活動では
「仕事をやりやすくする」目的を
はじめに掲げます。


以下をご覧ください。
 ↓   ↓ 
http://www.kconsulting.jp/leteer/110203wakariyasui.pdf


箱に表示がなくて、いちいち中身を
確認しなくてはならない。

そこで表示をつけることによって
誰が見てもわかりやすくなりました。

このように
「見にくい」「探しにくい」「わかりにくい」
ことを
「見やすく」[探しやすく]「わかりやすく」
が5S活動によるカイゼンです。


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2つめの目的は
「安全でムダの少ない職場づくり」
です。

「やりにくい」仕事を「やりやすく」することで
安全でムダの少ない職場ができます。

例を一つだけ示します。

たとえば、
通路、作業区域、保管区域が
明確でない場合は、それらの区画線を引くところから取り組みます。

通路はなぜ必要なのでしょう?

通路が無いと
物を運ぶときに
他の物をどかしたり、迂回したりというムダが生じます。
また、いざというときの避難経路が確保できませんし
見学者が作業区域に入ってしまうという危なさもあります。

・通路を確保する
 ↓ 
http://www.kconsulting.jp/leteer/101217okiba1.pdf



¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨

3つめの目的は
「お客様へのサービ向上」
です。

5S活動を通じて
「間違える」「探す」などのムダが減ると
スピーディにお客様の要求や問合せにお応えできます。


以下はある会社さんの顧客図面棚の例です。
 ↓   ↓ 
http://www.kconsulting.jp/leteer/110203zumen.pdf


図面置き場表示とファイルの背表紙に内容を明示。
そして最新版の状態を明確にしています。

顧客の勘違いで古い版の図番で受注が来ても
すぐに気づいて確認することができて
顧客に信頼されています。


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4つめの目的は
「現場ができる最大の営業活動」
です。

顧客(または引き合い客)が会社に来て、
何を見るかというと
5Sの状態です。

この会社さんならお仕事任せても大丈夫だな
と信頼が得られるのが5Sです。


ある社長さんから聴いた話し。

三菱東京UFJ銀行の
某支店長さんは、
会社に行って何を見るかというと
まず事務員さんの
机の上の整理・整頓の状態を見るそうです。

知っている人は、
会社の経営状態と5Sとが
つながっていることを知っています。

ところで
なぜ?
会社の経営状態と5Sが
つながるのか?

今日ご紹介した4つの目的以外にも
5S活動には
深い意味があります。


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